兵庫県宝塚市 内科・外科・訪問診療 みなとクリニック宝塚

外来専用:☎ 0797-61-6706

〒665-0823 兵庫県宝塚市安倉南1-17-25 シャンリーブル宝塚3階
診療受付時間 午前 9:20~12:00
休診日 火・木・土・日曜日、祝日、夏季休暇、年末年始休

内科

内科治療について

みなとクリニック宝塚では、風邪や胃腸炎などの日常的な疾患(コモンディジーズ)から肺炎や尿路感染症などの急性疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病に至るまで、幅広く内科系疾患の治療を行ないます。
ただし、内科系の病気は多岐に渡り、中には非常に専門性の高いものもあります。クリニックレベルでの治療が難しいと判断した際は、連携しております総合病院等に紹介させて頂きます。病気の重症度をきちんと評価し、適切なタイミングで専門の医療機関へ紹介することこそ地域のクリニックに必要とされる重要な役目と考えております。

当院で提供する内科治療

日常的な疾患の治療

当クリニックでは、発熱や腹痛、下痢などといった日常的によく起こる病気の診断と治療を行なっています。
下記に日常的に遭遇する代表的な病気とその治療について簡単に説明いたします。

  • 風邪(感冒)…咳や痰、喉の痛みなどに加えて発熱を伴うのが風邪の特徴です。ウイルスが原因の病気ですので、抗菌薬(抗生物質)は効きません。安静にすることで自然によくなる病気です。ただし、風邪が長引いて体が弱ると肺炎を来たすもあるため注意が必要です。
  • 胃腸炎…吐き気や嘔吐、下痢に加えてお腹の痛みや発熱を伴うのが胃腸炎の特徴です。風邪と同じくウイルスが原因となるケースが多く、通常は水分を十分にとったうえで安静にすることで自然によくなる病気です。ただし、虫垂炎や胆嚢炎といったお腹の臓器に生じる病気の初期症状は、胃腸炎と非常に似た症状を来たすこともあるため、一度医師の診断を受けることが望ましいです。

なお、日常的によく見る病気に見えて実は他の病気であった、という状況に遭遇することもあります。こういったことを見逃さないように、どのような経過となれば再診すべきか、診察時に説明させて頂いておりますので、経過に当てはまれば躊躇なく再診するようにして下さい。

急性疾患の治療

当クリニックでは、肺炎や尿路感染症といった、急に発症し短い経過で悪化する病気に対しても治療を行なっております。

  • 肺炎…主に細菌、ウイルスや真菌(カビの一種)などが原因で肺に炎症が起きる病気が肺炎です。酸素の取り込みが悪くなって息苦しくなり、高熱が出るのが特徴的です。細菌が原因の肺炎では、内服もしくは点滴の抗生剤で治療を行います。
  • 尿路感染症…尿の通り道に感染が起きる病気です。代表的なものとして、膀胱炎と腎盂腎炎が挙げられます排尿時の痛みや排尿後の残尿感(尿が出きれていない感覚)を伴うのが膀胱炎の特徴です。主に大腸菌が尿の出口である尿道から侵入し、膀胱で炎症を起こすことで生じます。治療は十分な飲水と排尿、抗生剤の内服が基本となります。膀胱から腎臓の方にまで炎症がおよぶと、腎盂腎炎という高熱を伴い腎不全の原因となる病気となり、抗生剤での治療が必要となります。

ただし、症状によっては精密検査が必要となること、入院での治療が必要となることがあります。その際は近隣の総合病院に紹介させていただきます。

生活習慣病の治療

当クリニックでは、高血圧症や脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高くなる病気)、糖尿病といった生活習慣病に対する指導や治療を行なっています。

  • 高血圧症…文字通り血圧が高くなる病気です。腎臓など特定の臓器が原因で高血圧症を発症することもありますが、日本人の8〜9割方は食生活や体質やなど様々な要因が組み合わさって引き起こされるとされています。血圧が高い状態が続く血管が硬くなる動脈硬化を引き起こします。
  • 脂質異常症…血液中の中性脂肪やコレステロールが高くなる病気です。食生活と深く関連してきますが、遺伝の影響で脂質異常症を来たすこともあります。高血圧症と同様、動脈硬化を引き起こす原因となります。
  • 糖尿病…人間の体は、食事として取り込んだ糖分をエネルギーに変える能力がありますが、その働きが落ちてしまうと血糖値が上がり糖尿病を発症します。発症の原因として、生活習慣の他に、遺伝や感染症、膵臓手術の影響など様々な原因があります。血糖値が高い状態が続くと、失明や腎不全、神経障害などを引き起こします。

生活習慣病は、自覚症状が出にくく初期の段階では治療の必要性を実感できないこともありますが、無治療でいると後に血管が詰まったり様々な臓器がダメージを受けたりと、さらなる大きな病気に繋がるため、定期的な医師の診察が必要です。

参考文献:高血圧治療ガイドライン2019、e-ヘルスネット(厚生労働省)、公益社団法人 日本糖尿病協会ホームページ

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